俺の妹がこんなに可愛いわけがない(1期)
俺の妹がこんなに可愛いわけがない
総評
現代のオタク文化、特に深夜アニメ、オタクアニメを代表する作品といっても過言ではない作品。これは、誰しもが絶賛するという意味合いではなく、一定の層からの強烈な批判があり、アニメ等の創作物を審査する某機関等の審査対象にされながらも、その影響力は絶大で熱狂的なファンも多いという意味である。さらに、作品の内容もオタク文化を取り上げたネタが多く、また、その有用性をめぐって言い争う場面があったりと現実でも問題視されている内容に踏み込んだりしている。こういった現代オタク文化のデリケートな問題に抵触しながら、ストーリーの主軸は萌え、日常、ラブコメ、兄妹愛といった現代の流行の中心を地で行く内容で、さらに円盤の売上もその期の覇権(BD/DVD平均2万オーバー)と影響力も抜群であるため、最初に記したようにオタクアニメの代表と言えるのではないかということである。
また、この作品を前後としてアニメ界に空前の妹作品ブームが発生している。
管理人としては、自信を客観的にオタクとした上で、この作品は非常に素晴らしいものだと思う。作画も丁寧で演出もうまく、キャラも非常に魅力的。特に、映像に深みを出す音楽が素晴らしい。
もう一点特筆すべきはヒロインの服装。特にメインヒロインの桐乃は、ファッション誌で仕事をするおしゃれ中学生なのだが、設定だけではなく、私服が常に違い、ルームウェアでさえ非常に多くのバリエーションがある。さらにネイルもかなりの種類を見ることができ、そういった本物のお洒落を描いているところは非常に素晴らしい。
ただ、リアルに妹がいる人にはちょっと複雑な心境に感じる場面もあるかも。やはり妹に愛はあっても恋はダメかなと。。。
各評価(10段階)
- 脚本 シリーズ構成 8点
- 演出 8点
- 作画 9点
- 音楽 9点
- OP 8点
- ED 7点
- 演技 8点
総合点(100点満点) 87点
(総合点は各評価の総合、全体の完成度、単純な好き嫌い、プロモーション等を加味しております。)