猫物語(黒)
猫物語(黒)
(wikipediaより引用)
総評
化物語、偽物語に続く物語シリーズの第3作目に当たる今作。放送は2012年大晦日、ニコニコ生放送、TOKYO-MX、BS11での同時放送という異例の形態がとられた。
この作品、正直素晴らしすぎて、どこから褒めていいのか迷うほどに素晴らしい。中でも秀でていたのは、演出と演技。演出は前作2作品の演出技法と同じテイストで作られているが、4話という短い中にメリハリのある演出が詰まっており、華麗な演出に魅せられる。抱腹絶倒の爆笑シーンから、シリアスな展開、感動で涙腺崩壊と、その展開の濃さ、そして演出の素晴らしさにとても4話とは思えない感動を味わえる。
演技に関しては、出演者全員素晴らしいが、特に神谷浩史、堀江由衣の両名の演技は絶賛だった。感情移入、掛け合い、声量等々、およそ視聴者が体感できるものは全てにおいて完璧と言っても過言ではないのであろうか。笑い所も泣き所も、この演技で2倍はのめりこめた。
4話の作品なので、単体としての評価点に迷ったが、このクオリティと質は1クール分に相当すると判断し、それ相応の評価をさせて頂きます。
なお、物語シリーズをまだ未視聴の方は、化物語から順に視聴することをおすすめします。
各評価(10段階)
- 脚本 シリーズ構成 9点
- 演出 10点
- 作画 9点
- 音楽 9点
- OP 9点
- ED 8点
- 演技 10点
総合点(100点満点) 95点
(総合点は各評価の総合、全体の完成度、単純な好き嫌い、プロモーション等を加味しております。)