DOG DAYS
DOG DAYS
動物の耳や尻尾を持った種族たちが暮らす、地球とは隔絶した異世界フロニャルド。弱冠14歳の少女ミルヒオーレ・F・ビスコッティを代表領主とするビスコッティ共和国は、かつて友好関係にあった隣国ガレット獅子団領国との「戦」で敗戦を重ね、窮地に瀕していた。武勇に優れるガレットの戦姫レオンミシェリ・ガレット・デ・ロワに率いられる軍勢がビスコッティの城へ迫ろうというその時、ミルヒオーレは国の窮状を打破するための切り札として、異世界からの「勇者」召喚を決意する。
地球の現代日本に住む、アスレチックや軽業を特技とする少年 シンク・イズミ は、故郷のイギリス行きの飛行機へ乗るために学校の終業式を早退する途中、突然に異世界フロニャルドへと召喚され、ミルヒオーレから「勇者となってこの国に力を貸して欲しい」という懇願を受ける。まるで異世界ファンタジー小説に登場するヒーローのような状況に立たされたシンクは、自分には戦う能力などないと困惑する。しかし、実はフロニャルドで行われている「戦」とは生死を賭けた戦いではなく、スポーツ精神に則ったアスレチック競技によって戦争の勝敗を決するというものであると知るのだった。シンクは彼を召喚したミルヒオーレの勘違いによって地球に戻る手段を失いつつも、家族や女友達と旅行の約束がある16日後までには元の世界に戻る方法を探してもらうという約束の元、その間はビスコッティ共和国に勇者として協力しつつ、この状況を前向きに捉えて楽しむことを決意する
総評
ストーリーは何らかの戦闘を元に進むが、絵柄も含め雰囲気はどこかメルヘンでおとぎ話のような感じ。アニメオリジナルの作品だが、ストーリーはうまくまとめられている。戦闘シーンでは各キャラが一騎当千のように動き、爽快感もある。全体的にやわらかい雰囲気のため、後半のシリアスな展開でも危機感を感じられないところは玉に瑕か。3DCGのライブシーンは作画の好き嫌いが分かれそうな演出で、若干の違和感がある。声優陣はかなり豪華で、主役級が揃っている上にその数も毎回かなりの人数になっている。
各評価(10段階)
- 脚本 シリーズ構成 7点
- 演出 7点
- 作画 7点
- 音楽 7点
- OP 8点
- ED 8点
- 演技 8点
総合点(100点満点) 74点
(総合点は各評価の総合、全体の完成度、単純な好き嫌い、プロモーション等を加味しております。)