あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない
幼い頃は仲が良かった宿海仁太、本間芽衣子、安城鳴子、松雪集、鶴見知利子、久川鉄道ら6人の幼馴染たちは、かつては互いをあだ名で呼び合い、「超平和バスターズ」という名のグループを結成し、秘密基地に集まって遊ぶ間柄だった。しかし突然の芽衣子の死をきっかけに、彼らの間には距離が生まれてしまい、それぞれ芽衣子に対する後悔や未練や負い目を抱えつつも、高校進学後の現在では疎遠な関係となっていた。
高校受験に失敗し、引きこもり気味の生活を送っていた仁太。そんな彼の元にある日、死んだはずの芽衣子が現れ、彼女から「お願いを叶えて欲しい」と頼まれる。芽衣子の姿は仁太以外の人間には見えず、当初はこれを幻覚であると思おうとする仁太であったが、その存在を無視することはできず、困惑しつつも芽衣子の願いを探っていくことになる。それをきっかけに、それぞれ別の生活を送っていた6人は再び集まり始める。
(wikipediaより引用)
総評
2011年最高の泣き系アニメにしてノイタミナの過去最高ヒット作(放映時)。1クール11話の短いアニメだが、泣けるところが多々有り、画面が滲んでよく見れない程の感動アニメ。要所要所でも泣けるし、最終話ではこれまで流した涙を凌駕するほどにさらに泣ける。こういう感動もののアニメは、ただ脚本がいいだけではなく(もちろんあの花に関しては脚本は最高なのだが)、前半部分から視聴者を釘付けにする要素がふんだんに取り込まれているものである。特にこのアニメに関しては、エンディングテーマが流れる所の引きが素晴らしく、流れ始めるところに毎回のように泣き所と次の展開が気になる要素を持ってきているところが素晴らしい。そして、そのエンディングテーマが10年前のヒット曲、secret baseであり、この曲の直撃世代なら(管理人ももちろんそうである)この曲を聞いただけで鳥肌が立ってしまうという、演出として活きるエンディングの使い方がされている。
いい涙を流したいなら本当におすすめできる一本。アニメとしてのクオリティもかなり高い。
各評価(10段階)
- 脚本 シリーズ構成 9点
- 演出 10点
- 作画 8点
- 音楽 9点
- OP 8点
- ED 10点
- 演技 9点
総合点(100点満点) 94点
(総合点は各評価の総合、全体の完成度、単純な好き嫌い、プロモーション等を加味しております。)